TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

世田谷区史編さん問題 なぜ私がここまで関心を持って発信しているか

今回は、以前からチェックしている世田谷区史編纂問題について、なぜ私がこの問題に、こんなに関心を持って発信しているかという理由を書きます。

petitmatch.hatenablog.com

・神戸に引っ越す前、世田谷区民だったから

・かなり安易に、適切な金額の提示もないまま著作権譲渡・著作者人格権不行使を強要されそうになるというのは、私自身もイラストレーターとして経験があるから
*私の場合は、説明したらわかってもらえたので、著作権譲渡・著作者人格権不行使の経験は今までなく、問題なく仕事できています。

という理由もありますが、2016年の熊本地震の影響も大きいです。
熊本地震がなければ、私は、郷土史の大切さに気づくことはなかったと思います。
熊本地震のあとの夏に、熊本市役所の展望台(熊本城を見下ろせる)に行ったら、熊大の先生や郷土史家の方が作ったお手製の資料がペタペタ貼ってあって、ああこうやって熊本城は守られてきたんだなと、感動しました。

↓詳しくは下記リンク先の記事に書きました。

petitmatch.hatenablog.com

熊本城が大地震で崩壊するのは、実は2016年の地震が初めてではありません。
江戸時代にも何度か地震被害はあり、明治22年にも推定M6.3の地震が発生し、大きな被害を受けています。

https://www.isan-no-sekai.jp/feature/201711_09


地域住人と熊本市(江戸時代だと藩かな?)、郷土史家が協力しあって史料を残してきたから、熊本城は1600年前後の築城から400年以上に渡り守られ、地震があっても復活し、市民の誇りとなっているのです。
歴史家の権利を守らなければ、世田谷の歴史もきちんと残らないと思います。


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