- シンポジウムに登壇します。「歴史研究と著作権法―世田谷区史編纂問題から考える―」
- チラシはこちら
- プログラム
- 余談:登壇のいきさつ
- シンポジウムにあたり、世田谷区と歴史学研究会に質問してみました(2023/7/10追記)
- シンポジウムのまとめを作りました(2023/7/18追記)
- 出版ネッツによるシンポジウムのまとめ(2023/7/24追記)
シンポジウムに登壇します。
「歴史研究と著作権法―世田谷区史編纂問題から考える―」
・日時 2023年7月15日(土曜日) 14時~17時
・場所 青山学院大学青山キャンパス 14号館(総研ビル)8階第10会議室(対面・オンライン併用)
・主催 「歴史学と著作権」研究会(代表 谷口雄太)
・協力 出版ネッツ
・参加費 500円(資料代として)
(会場参加者は現地に直接お越しいただいた上、現金でお支払いください。)
会場参加者は申込不要、オンライン参加の場合は、下記リンクから事前にお申し込みください。
https://peatix.com/event/3593009
お問い合わせ:t25710@aoyamagakuin.jp(青学大・谷口雄太研究室)
チラシはこちら
プログラム
第1部(基調報告 14時~15時、含休憩)
・シンポ開催の趣旨説明(谷口雄太 青山学院大学准教授)
researchmap.jp
・著作権法の立場から問題提起(長塚真琴 一橋大学教授)
登壇します。著作者人格権不行使契約の問題点、それが蔓延する理由、それ抜きでどう実務を回すか等をお話しする予定です。一橋大学の英文学術誌の著作権規程にうっかり入れてしまいましたが、先月、無事削除が完了しました!https://t.co/sMuTOz7mBB 学術分野では、著作者人格権を守るほうがいいです。 https://t.co/Vz8CQkRmEL
— Makoto NAGATSUKA (@m_ngtk) 2023年5月27日
researchmap.jp
・歴史研究の立場から問題提起(石原俊 明治学院大学教授)
7月15日(土)のこちらのシンポジウム、著作権法の第一人者の長塚先生、世田谷区史編纂委員を「解任」された谷口先生たちとともに、石原も末席を汚します。行政が歴史研究者に著作者人格権を譲渡させるという、歴史改竄にも道を開きかねない流れを、ここで止めなくてはなりません。ぜひご参加ください。 https://t.co/XBRmFeImaH
— 石原 俊/ISHIHARA Shun (@ishihara_shun) 2023年5月28日
第2部(リレートーク。歴史学者、自治体史編纂委員、イラストレーターほかを予定。15時~16時、含休憩)
私はこの第2部でお話させていただきます。
私が知るところの、イラストの仕事における著作権、著作者人格権の扱いの現状であるとか、ライターさんは、イラストレーターや漫画家など絵描き、写真家さんなどビジュアルの職業と比較すると、あまり著作権に関する意識が高くないようだ という話とか、知財検定(知的財産管理技能士資格)、ビジネス著作権検定の勉強をはじめて
「実務では著作者人格権不行使特約を入れることが多い」とテキストに書かれていることを知り、出版業界では逆に「著作者人格権の尊重」がモデル契約書に入っているので、かなりビックリした、という話などをしようかなと思っております。
この時のスライド資料を公開しました。(2024/2/10)
第3部(自由発言・質疑応答 16時~17時)
歴史の研究者と著作権の研究者がセッションする未曾有の会となる予定でして、
著作権や人格権といった難しい問題につき、基礎から理解する機会となれば(谷口先生より)
ということです。
余談:登壇のいきさつ
私は今は兵庫県神戸市に住んでいますが、2020年3月はじめまで東京都世田谷区に住んでいました。
Twitterで偶然、世田谷区史編纂問題を知り、元世田谷区民として注視していました。
そんなある日、私が企画・編集協力・イラストレーションを担当した、イラストレーション専門誌『イラストレーション』(玄光社)の解説記事「著作権と契約のキホン」をお読みいただいたということで、谷口先生からメールで連絡をいただきました。
私はこの誌面の中で「『著作者人格権の不行使』って本当に必要?」というコラムを書いていたのですが、まさに谷口先生も「著作権人格権の不行使」の条件を突然提示され、お困りだということでした。
メールでやり取りを続けていたところ、谷口先生は神戸市出身で世田谷区在住ということがわかり、ご縁を感じました。
そんなわけで、谷口先生を応援することにしました。
歴史や著作権にご興味おありの方は、ぜひご参加ください。