TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

【note株式会社から被害を受けた方へ】とにかく「証拠」の確保を!

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【2022/6/28 最終更新】

1・「note運営からひどい行為を受けた」被害報告、再び相次ぐ

先日、また、「note運営からひどい行為を受けた」という方から連絡がありました。
しばらく何もなかったのですが、最近は続いていて、ここ2週間だけで2人めです。

私は今まで、note株式会社の問題点・問題行為、いわゆる炎上事例などを、私が知る限りの情報で、公開できるものは、逐一記録して来ました。
この2年間で23件あるので、一企業で起きた件数としては、かなり多いと言っていいと思います。

petitmatch.hatenablog.com

petitmatch.hatenablog.com

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なので、正直なところ、note被害者の方から連絡が来ても、今までは「またか、まだやってるのか。相変わらずモラル低すぎ…」くらいの印象でした。(それもどうかと思いますが…)

2・「『noteの悪行』報告に慣れた」私にとってすらも、かなり衝撃的な内容の訴えが

しかし、今回頂いた訴えの内容は、もし書かれていることが全て事実であるならば、「『noteの悪行』報告に慣れた」私にとってすらも、かなり衝撃的なものでした。
証拠や裏付けとなるような資料の添付はありませんでした。

ですが、note社の過去の行いと、それに対する対応から考えれば、それらが全て事実でも、全く違和感はない、という内容でした。
被害者の方は、内容の公開は望まないということでした。その方のお考えが変わらない限りは、私も口外しないつもりです。

しかし、利用者が運営からここまでひどい対応を受けた上に、さらにここまで怯えながら、私のような一個人に連絡をしてくるようなサービスというのは、普通に考えて「異常」だと感じます。

2020年の夏から今までの約1年半で、かなりいろいろな立場の方から、note株式会社の様々な問題についての情報が、私のところに届き続けています。

3・「証拠」さえあれば

この先どうしたものか…

私にもできることは、精一杯やるつもりです。
しかし、結局のところ、被害者の方が持っているであろう『証拠』を、然るべきところに提出しないことには、これ以上は、事が動かないと思うんですよね。

しかし、なにしろ被害者の方は、何らかの被害を受けているのですから、心身が傷ついて、何もできないということもあるでしょう。
一方で、この先のことを考えてみると、心身の回復を優先し、回復したところで、「やっぱりあの時、ああしておけばよかったな」と思うこともあるかもしれません。

そんな時、「証拠」さえあれば、あとで弁護士や警察、消費者庁などに相談や、情報提供をすることもできます。マスコミ等の取材を受けるにしても、証拠がないと記事化できません。

4・「証拠の取り方・残し方」基本的な考え方と方法

そこで今回は、「証拠の取り方・残し方」についてご紹介したいと思います。

【基本的な考え方】
被害について、残せるものは全部残す。
(生理的・精神的に辛いかもしれませんが…)

 

・少しでも関係がある画面は何でもスクショ。できればpdfで、urlと日時も保存する。
・メールは消さない。またはpdfで保管。できればプリントアウト。
とにかく日時がわかる形で、消えないように。
・会話は全部録音。
・zoomなどオンラインミーティングツールの場合は、録画する。
→録音・録画は、文字起こししておくと、あとあと便利。



文字起こしツールは「notta」が便利だと思います。

www.notta.ai

証拠の取り方、保存方法は、私の情報交換仲間である、写真家の岩崎さんが書かれた本「クリエイター必携 ネットの権利トラブル解決の極意」にも、かなり詳しく載っています。


この本を読めば、ネットトラブルで、裁判など法的対応に必要なレベルでの情報の残し方、集め方が全部わかります。この本は著作権侵害に対する対処方法の本ですが、インターネットが関わるトラブルの場合、基本的な「証拠のとり方」はほぼ同じで、裁判の流れも似通っています。
弁護士の探し方、裁判を起こすかどうかの判断基準、実際に裁判になった場合の流れなど、かなり丁寧に書かれている本なので、詐欺や誹謗中傷などの被害を受けた方にも、一読の価値はあるかと思います。

5・心を回復させるのを優先した方がいい、とは思うけれど…

note運営によって心が傷ついた方は、まずは、心を回復させるのを優先した方がいいとは思うのですが、私にわざわざ何らかの手段でご連絡を下さったということは、それ以上の何かの行動をしたい、というお気持ちがあるということなんじゃないかな…
と思ったのですが、いかがでしょう。

ご参考になれば幸いです。

参考リンク

・note運営事務局から納得がいかない対応やひどい対応を受け、戦ってお金を取り戻した方の紹介

tips.jpこの方は、いわゆる「ナンパ師」の方のようです。こういったジャンル以外(マンガとか)でも売上没収や記事公開停止はあります。私は上記の記事の有料部分は読んでいないのですが、無料部分に関しては、私のところに今まで集まってきた情報の内容と一致していますので、ご参考までに紹介させていただきました。
この方とまるまる同じではないですが、この方よりさらに理不尽な形で、記事を非公開にされた方の事例も、私は実際に見たことがあります。

・noteで詐欺被害にあったと思われる方に対し、note側弁護士が「半笑い」したとの情報

legal.coconala.com私は、あるアカウントからnote上で詐欺の被害にあったので、特商法表記から連絡先を把握し、当販売者を訴えようと考えました。特商法表記にはnote株式会社に開示請求書を送ると遅滞なく開示する旨の表記がありました。
ところが、実際に請求書を送ってみると、note株式会社の担当者から本人の同意がないため開示ができないとの返答があり、抗議すると無視を決め込み始めました。
先日、ココナラでの相談も踏まえて、同社に対して当該ユーザーの個人情報を開示するよう請求する訴えを起こしたいと考えています。

他方、同社は弁護士2人用意してきました。うち一人は、「プラットフォームを運営する側に対する開示請求は認められないだろう」と半笑いで言っていました


詐欺被害にあった方に対して、弁護士が取る態度として適切とは、とても思えません。しかし、まあ、こういう品性の弁護士しか手配できないようなレベル感の会社であるということが、これだけでもよくわかると思います。

このように、運営事務局やnote側弁護士から、ひどい目に合わされながらも、がんばって法的手段を取っている方もいます。私が持っている情報は、何でも提供しますので、被害者の方には、がんばって欲しいと思っています。

・相談窓口・情報提供先のご紹介

petitmatch.hatenablog.com

・note内での誹謗中傷問題を把握している弁護士事務所のご紹介(2022/6/28追記)

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