【2023/3/11 最終更新】私は現在、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下、フリーランス協会)の一般会員(有料会員)です。フリーランス協会を辞めたいので、代わりになり得るサービスor団体を探してみました。今後フリーランスになりたいと思っている方or今フリーランスで、賠償責任保険をお探しの方にも役に立つ記事かと思います。
- 1・なぜ辞めたいのか→代表及び事務局が度重なる嘘をつき、会員を裏切る行為が連続しており、信頼することが難しくなったため。炎上後の対応もひどい。
- 2・フリーランス協会の一般会員(有料会員)会員特典の実際の感想
- 3・フリーランス協会の代替サービス&団体を比較
- 余談:実は文美国保の他にもイラストレーターが入れる健康保険組合はある
- 4・結局、私はどうするのか→契約書の見直しで対応することにし、フリーランス協会は退会予定
- ご参考:フリーランス協会に疑問を感じており、情報提供したい方へ【2023/3/2追記】
1・なぜ辞めたいのか→代表及び事務局が度重なる嘘をつき、会員を裏切る行為が連続しており、信頼することが難しくなったため。炎上後の対応もひどい。
2022年12月末、フリーランス協会の公式Twitterアカウントが、インボイス反対派の個人や団体に対し、「エコーチェンバー」と暴言を吐くという事件がありました。
↓当然、炎上しました。詳しくは下記記事に書いています。
ここではあえて引用しませんが、個人のアカウントに対しても、直接上記と全く同じ文言でリプライがあったようで、個人の方には相当な恐怖があったものと思われます。
しかも、未だに曖昧な謝罪のみで、「エコーチェンバー」呼ばわりした相手への謝罪はありません。「謝罪はしないのか」と問い合わせたところ、返信はありませんでした。
多様な会員、多様なフリーランスがいることを一番大切に考えているはずのフリーランス協会として、あるまじき不適切な発言があったため当該投稿を削除しました。深くお詫び申し上げるとともに、今後同様のことがないよう厳重に注意して参ります。
— フリーランス協会 (@freelance_jp) 2022年12月27日
↑2022/12/28にツイ消し&謝罪していますが、何に対しての謝罪なのか不明瞭ですよね。これだけ見た人には、何が起きたのか全くわかりません。
しかも、さらに調べたところ、フリーランス協会代表の平田氏が、そんなデータは存在しないにも関わらず、フリーランス協会会員への調査結果を元に「フリーランスはインボイス制度に反対していない」という印象を与える発言を繰り返していることがわかりました。目的は不明ですが、会員として不信感しかない行動です。
↓詳しくは下記記事で書きました
petitmatch.hatenablog.com
ちなみに、私はフリーランス協会の有料会員(一般会員)ですが、フリーランス協会には、会員の意見をまとめる仕組みは特にありません。
単なる「フリーランス向けの保険屋さん」というのが実態であると思います。
私も、賠償責任保険のみを目的に、フリーランス協会に入会しています。
海外・国内旅行傷害保険を目的にクレジットカードを申し込む、くらいの気持ちでいました。
それなのに勝手に「会員」を自分たちの「支持者」のように扱い、勝手に政治運動を行っている上、「内閣府の会議やメディアで嘘を付き続けている」ということになります。
代表の平田氏が「個人の考えとして」インボイス制度に反対でないことは理解できますが、勝手に会員を巻き込んで「嘘をついてまで」「フリーランスはインボイス制度に反対していないことにしたい」という動きをしていることには、会員として迷惑としか感じません。
公式Twitterでは、下記のように根本的な人権意識を疑う発言もあります。
フリーランス協会の発信には、かなり政府に従属的かつ暴力的で、かつ根拠のない感覚的な発言や行動が多く見受けられ、全く「中立的」な団体ではない、と私は判断しています。怖すぎです。
もちろんです。次の通常国会での成立を目指して、出来る限りの動きをしていきたいと思っております。まずは与党議員の皆さんに、フリーランス保護の必要性と、我々が正当な保護をしていただくに値する納税意識をきちんと持っていることを納得してもらえるようご説明して回るところから頑張っています。
— フリーランス協会 (@freelance_jp) 2022年12月16日
「正当な保護をしていただくに値する納税意識」とは、一体何でしょうか?
事務局に質問しましたが、回答はありませんでした。
この発言の主は、憲法で定められた「基本的人権」を、どう考えているのでしょうか?
当然ですが、私も含めた有料会員は、この一連の流れにドン引きする方も多く、私自身も、退会を予定しています。
フリーランス協会、インボイス賛成の立場なのか。
— 🧭TY-geo (@ty_geo) 2022年12月17日
誰のための組織で、誰から利益を得ている組織なのか。
退会を検討するか
フリーランス協会に退会願を出しました。まだ承認待ちですが。
— ぷぁりー🇺🇸 (@pooriewhitemore) 2022年12月21日
インボイス制度からフリーランスを守ろうという気が全くないことに失望しました。
RT
— 閄(背) (@m00000kari) 2023年2月3日
私も保険目当てでフリーランス協会入ってるんだけど、とっても失望してるね。
これなら黙ってる方がうんとマシ。
今月末で更新なんだけど…。他にいいとこあるかな。
フリーランス協会、保険屋でしかないんだから代表面すんな。
— 閄(背) (@m00000kari) 2023年2月3日
アンケートで協会が言うようなアンケートとられた覚えはない。
「第一生命」とかが「増税賛成、顧客もみんなそう言ってます」とか言い出したらおかしいでしょ。
— 閄(背) (@m00000kari) 2023年2月3日
お前にその役目は任せてねんだよ。
これから保険で人集めたら、自分の意見の支持者にカウントできるってことね?
— 閄(背) (@m00000kari) 2023年2月4日
そういう規約だっけ。
フーーーーーーーーーーーーーーーン…。
退会を検討するにあたり、いろいろ調べたので、せっかくなので、この記事にまとめてみました。
2・フリーランス協会の一般会員(有料会員)会員特典の実際の感想
現在の私は、フリーランス協会に対して、かなりの悪印象&不信感を持っています。
ですが、なぜわざわざ有料会員になったかというと、かつては入っていることにメリットを感じていたからです。
「個人事業主をやるのが全く初めてで、一体どんなトラブルがあるのか想像がつかない&法律もなんにもわからない。違法行為を自分がしてしまう可能性が大いにある。周りにフリーランスやっている人が全くおらず、情報収集もどうすればいいのか全くわからない」という心配がある方には、むしろおすすめです。フリーランス初心者の方向けには、下記記事でもおすすめしています。
petitmatch.hatenablog.com
本来的には、上に書いたような、契約書が読めないとか、仕事をする上での基礎的な法律を知らず、悪気なく違法行為をやってしまうような方は、本来的には個人事業主として働くべきでないと私は考えます。
しかし日本の現状の経済環境・雇用環境では、やむなくこの働き方を選ばざるを得ない方もいると思います。また、私個人の考えとして「副業・開業・起業は軽い気持ちでできる方が良い」と思っています。そういった点からは、フリーランス協会が提供している賠償責任保険&報酬トラブル専用弁護士保険は、良い保険商品なのではないかと考えています。
↓フリーランス協会の無料・有料会員のメリットは、こちらの記事に書いています。
なので、フリーランス協会=完全に存在価値がない悪の団体 とまでは思っておりません。代表および事務局メンバーの人間性が信頼できなくなっただけです。
ですので、フリーランス協会の有料会員向けサービスについて、実際に利用してみての、かなり正直な感想を書きます。
・賠償責任保険→○
トラブルなく使わず…補償金額は充分(最高1億円・業務過誤は1000万円)。
しかしイラストレーターの仕事には、後述の「JILLAみんな保険」と比較すると、知的財産権侵害の補償の範囲が狭い。(著作権侵害だけが対象)
https://www.freelance-jp.org/pdf/aramashi.pdf
情報漏えい・偶然な事故による納期遅延も対象なのはいいと思う。
https://www.freelance-jp.org/pdf/join.pdf
・弁護士保険(フリーガル)→◎
www.freelance-jp.org
「フリーランス向け報酬トラブル弁護士費用保険」ということになっているが…
実は、他の業務上の法律トラブルに関しても、一般的なアドバイスは受けられます。
私も、厳密には「報酬トラブル」ではないトラブルで相談しました。
「業務締結時などにも一般的な法律上のアドバイスをさせていただきます。」とパンフレットにあったので…確かに、一般的な法律上のアドバイスは受けられました。
下記の「コクリエ士業オンライン」で相談するより、絶対こっちのほうがいいと思います。電話がすぐつながり、すぐに弁護士につないでくれるのも良いと思います。
国が用意している無料相談「フリーランス・トラブル110番」でも良いと思うのですが、今は混雑しており、弁護士相談ができるまでに、かなり時間がかかります。
メールで相談しても、実際に返事が来るのが1週間後だったりしますし、電話相談も数日後になります。
freelance110.jp幸いにも私は報酬トラブルの経験がないので、「報酬トラブル弁護士費用保険」としては利用した経験はありません。
・コクリエ士業オンライン→使わないほうがいい
一度試しに使ってみたが、相談に回答がつかない。1つだけ回答が付いた質問もあったが、あまりに回答のレベルが低すぎ、本当の意味で話にならなかった。
どれくらいレベルが低いかというと、著作権の質問をして、回答した士業が、「イラストレーターとデザイナーの仕事の区別が付いていない」というレベルです。
相談するなら、他の無料相談のほうが、圧倒的にマシだと思います。
他の無料相談の例:
税金の相談→国税庁
著作権の相談→著作権情報センター
www.cric.or.jp
他、文化庁のページに困ったときの相談先リストがまとまっていました。
・WELBOX
→今まで全く利用せず…なので評価もしません。
・他、独自優待(ベネフィットプラン、コワーキングスペース割引など)
→全く利用せず…コワーキングスペース割引は、私が住んでいる神戸には、提携コワーキングスペースがそもそもないです。他のものも、あまり使いたいと思うものがなかったです…
3・フリーランス協会の代替サービス&団体を比較
私がイラストレーターなので、イラストレーターが入れるサービス・団体を紹介しています。
賠償責任保険に関しては、保険代理店さんに問い合わせて探してもらったりしたのですが、イラストレーターが行う業務(自らが著作権者となる・または著作物を流通させる業務)に対する賠償責任保険は、見つかりませんでした。
結局、フリーランス協会以外だと、現状は下記2つのみだと思います。
(何か他にあれば、ぜひ教えてください)
ついでに、所得補償保険と、文美国保(文芸美術国民健康保険組合)に入れるかどうかも記載してみました。
フリーランスで気になる点って、何よりも健康保険だと思うんですよね…
↓文美国保とは
【1】フリーナンス(賠償責任保険→自動付帯*プランにより補償内容が異なる/所得保障保険→割引あり/文美国保→加入できない)
*この項に入ってる「フリーナンス」のバナーは、全てアフィリエイトバナーです。
良いところ:1・安い!
フリープランなら、あんしん補償Basic(仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とする事故を最高5,000万円まで補償)がなんと無料でついてくる。
(その代わり「フリーナンス口座」の利用が必要。「フリーナンス口座」については後述)
freenance.netレギュラー・プレミアムプランならばフリーナンス口座の利用は必須ではない。
そして、補償範囲が広がり、情報漏洩・著作権侵害・納期遅延など業務上の様々なトラブルにも対応。補償金額は最高5,000万円、業務過誤補償は最高500万円。
良いところ:2・付いてくるサービスが、実用的でシンプル。
付いてくるサービスが厳選されており、かつ実用的なものしかない。
損害賠償保険のほかは、請求書の買取りサービス、バーチャルオフィス(プレミアムプランのみ)、カード決済用リンクの発行など。詳しくは下記リンク先で。
良くないところ:1・サービス説明サイトが、非常にわかりにくい。
プランが3つあるのに、そのプランの一覧表がどこにあるのか、パッと見わからない。(↓トップページの真ん中あたりにあります)
freenance.net説明文もわかりにくく、混乱する。
無料で登録させようとしすぎていて、有料サービスを希望する人への説明が不親切と感じる。
良くないところ:2・賠償責任保険の補償金額が、フリーランス協会の半額。
フリーランス協会の保険と同様で、イラストレーターの仕事では、後述の「JILLAみんな保険」と比較すると、知的財産権侵害の補償の範囲が狭い。(著作権侵害だけが対象)
フリーナンスあんしん補償の概要(PDF)
https://freenance.net/assets/pdf/FREENANCE_ANSHIN_HOSHO_GAIYOU.pdf
フリーナンスあんしん補償のあらまし(PDF)
https://freenance.net/assets/pdf/FREENANCE_ANSHIN_HOSHO_ARAMASHI.pdf
freenance.net
レギュラー・プレミアムプランで最高5,000万円、業務過誤補償は最高500万円。レギュラープランはフリーランス協会のほぼ6割の金額だが、補償金額も500万に減る。まあ500万で充分な気もしますが…
良くないところ:3・所得保障保険に入るために、フリーナンスとはまた別に「一般社団法人フリーランスAWS協会」に入会しないといけない(面倒)
年払い¥5,880+団体加入費として別途年額3,000円(非課税)が必要です。
つまり、所得保障保険の割引を受けたいと思ったら、1年でかかる費用が8880円にUPするということです。それでもフリーランス協会より安いですが…
freenance.net↓申し込む際には、よかったら、こことか↑にあるバナーからよろしくお願いします。(アフィリエイトバナーです)
【2】JILLA 日本イラストレーション協会 ジャイラ(賠償責任保険→自動付帯/所得保障保険→割引あり/文美国保→加入対象団体)
良いところ:1・賠償責任保険(JILLAみんな保険)が自動付帯。かつ、イラストレーターにとっては、知的財産権侵害周りの補償の範囲が、他2つより広い。
https://jilla.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/JILLAminna_ins202207.pdf
この保険は、フリーランス協会、フリーナンスの保険と比較すると、保険金支払いの対象となる知的財産権侵害、利益侵害の範囲が広いです。特にデザイナーさんのトラブルの場合は、知的財産権侵害のうち、著作権侵害だけではカバーできない部分が多いと思います。詳しくは「賠償責任保険普通保険約款」27ページ参照。
ア.口頭、文書、図面その他これらに類する表示行為による名誉き損またはプライ
バシー、肖像権の侵害
イ.他人の商品または営業に関する氏名、商号、商標、標章、容器、包装その他の
表示と同一または類似の表示の使用による営業上の利益の侵害
ウ.他人の商品の形態と同一または類似の形態の使用による営業上の利益の侵害
エ.不当表示(商品の原産地、品質、内容、製造方法、用途もしくは数量または
役務の質、内容、用途もしくは数量について、誤認させるような表示をいいます。)
の使用による営業上の利益の侵害
オ.意匠権、著作者人格権、著作権、出版権または著作隣接権の侵害
JILLAみんな保険約款(2022)【PDF】
https://jilla.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/2022%E5%B9%B4%E5%BA%A6-JILLA%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E4%BF%9D%E9%99%BA%E7%B4%84%E6%AC%BE.pdf
↓「著作権」「著作者人格権」がわからない方はこちらの記事を参照ください。
petitmatch.hatenablog.com↓「知的財産権」とその関連法が具体的に何かわからない方は、特許庁のページが参考になると思います。
良いところ:2・所得補償保険も割引で入れる。
良いところ:3・文美国保の加入対象団体である。
良くないところ:1・イラストレーション関係の仕事の人しか入れない。
当たり前ですが「日本イラストレーション協会」なので、イラストレーターか、「イラストレーションを仕事で使う人」しか入れません。
あと、副業の人はNGです。(フリーランス協会は副業でもOK)
確定申告書類の審査があります。(フリーランス協会、後述の日本漫画家協会は収入審査はないです。)
作品審査もあるようです。(これは漫画家協会もあります)
良くないところ:2・賠償責任保険の補償金額が、100万円しかない。
100万円だったら、貯金で払えるのでは…という気もして…
賠償責任保険だけのために、JILLAに入るのはちょっと…という気がします。
【3】Workship(賠償責任保険→自動付帯/所得保障保険→なし/文美国保→加入できない)
Workshipは、フリーランス向けの案件マッチングサービスです。これはイラストレーター向けサービスではないですが、良いサービスだなと思うのでご紹介します。
Workshipで仕事が成約すれば、無料で賠償責任保険が自動付帯されるという形です。
他にも案件成約時の祝い金、報酬前払い、トラブル相談窓口、会員制優待サービス、Workship上で契約書締結できるサービスなど、無料で色々なサービス・サポートが受けられるようです。
エンジニア、デザイナー、編集・ライター、ディレクター、マーケターさんのお仕事があるようです。
良いところ:無料!
何よりも、無料であるところだと思います。
良くないところ:賠償責任保険の支払い限度額が低い。
賠償損害が500万円、費用損害が100万円。
しかし情報漏えい・著作権侵害・サイバー攻撃が対象で500万なのであれば、フリーナンスの有料プランと同じ補償金額で無料ということになるので、職種が合致していれば、かなりお得なのではないかという気がします。
*補償条件の詳細は、契約時にご確認ください。
余談:実は文美国保の他にもイラストレーターが入れる健康保険組合はある
最近まで知らなかったんですが、関西・東京周辺に在住しているイラストレーター・漫画家・画家は「大阪文化芸能国民健康保険組合」に、なんと個人でも加入できるみたいです。他にも、文化芸能分野の幅広い職業の方が加入できるようです。
つまり、所属団体がなくとも加入できるということです。
何らかの組織に属していないのに加入できるというのは、かなり珍しい健保だと思います。要紹介者みたいですが…
www.bunkageinou.com「紹介者なしでもOKらしい」という情報もありました。
eat-play-laugh.comほか、岡山・広島・三重・愛知などにも加入可能地域があります。
www.bunkageinou.com
他にも芸術家・芸能人向けの国保組合に加入できる場合があるようです。
文化庁のページに書いてありました。
4・結局、私はどうするのか→契約書の見直しで対応することにし、フリーランス協会は退会予定
私自身は、フリーランス向け賠償責任保険が「いらない」とまでは思っていません。
業種によっては必須と思いますし、現状ではフリーランス協会の賠償責任保険に入っています。
しかし私は、企業が個人事業主に対して安易に責任を押し付け、損害賠償請求ができるような契約が、現状まかり通っているのはどうなのかな…という疑問を、そもそも持っていました。
そして、「賠償責任保険に入らなくても、契約書の見直しで対応できるのでは…?」と考えはじめました。
私はフリーランス協会に入るずっと前から、日本漫画家協会の会員です。
日本漫画家協会も文美国保の加入対象団体です。イラストレーターでも入れます。
ちなみに年会費は2万円です。入会時に入会金1万円がかかります。
私が知る限りでは、この金額は、イラストレーターが入れる組織の中では、日本児童出版美術家連盟(通称「童美連」。絵本作家・児童書イラストレーターなど「子どもの本」に絵を描く作家の団体)と並び、最安です。童美連も文美国保の加入対象団体です。
www.dobiren.org
私は、漫画家協会と、文化庁の契約相談窓口に、色々と相談しました。
www.bunka.go.jp
結果、賠償責任に対しては、契約書の見直し&修正で対応することとし、フリーランス協会は「今後は更新しない」ということに決めました。フリーランス協会の問題行為や不信感については、そんぽADRセンターに相談しました。フリーランス協会の現状については、今後、時間があるときに、フリーランス協会の賠償責任保険の引受保険会社である、損保ジャパンにも伝える予定です。
entry.sompo-japan.dga.jp
私はこういった対処を取ることにしましたが、フリーランスで仕事をはじめたばかりで実績がない方は、職業団体に入ることは難しいと思いますし、契約書の修正も難しいと思いますので、フリーランス協会やフリーナンスに入るのは、いいんじゃないかと思います。
フリーランス協会の今回の不祥事がなければ、自分が入っている保険契約について、こんなにしっかりと見直すことがなかったと思うので、フリーランス協会の一連の問題行為には、ある意味感謝しています。
以上、どなたかのご参考になれば幸いです。
ご参考:フリーランス協会に疑問を感じており、情報提供したい方へ【2023/3/2追記】
フリーランス協会の問題は、山盛りのようです。
下記記事に詳しいです。有料部分が特にひどいです…
こちらの記事に書かれている、代表の人物像からしても、今後、改善の見込みはないように思います。
あたかも「フリーランスの代表」のように振る舞いながら、実際は大半のフリーランスと真逆の声を政治に届けていたフリーランス協会。公式記録や関係者の多数の証言にもとづいて、その実態を告発します。https://t.co/Ci5jBYVIed #theletter
— 犬飼淳 (@jun21101016) 2023年2月27日
実は、あまりに量が多すぎて今回は省いた問題(疑惑)が多々あります。続報を予定しているので、同協会に疑問を感じて情報提供をご希望される場合、リンク先の連絡先にお願いします。
— 犬飼淳 (@jun21101016) 2023年2月28日
他団体への越権行為、会員に対する不誠実な対応はまだまだあるはず。https://t.co/0LeuduHI9p
本日、代表による声明が出されましたが、犬飼さんの記事にあった「異なる考え方の者と対話する気がそもそも無い」「自らへの批判自体を許さない」人物であることを裏付けるような内容でした。犬飼さんの今後の記事や、報道機関による後追いに期待です。
blog.freelance-jp.org
ちなみに、私は3回問い合わせて2回返信が来てるので、「アフィリエイトや有料ブログ等への誘導、フォロワー増加など、ご自身のビジネスのためトラフィックを稼ぐことが目的の可能性が見受けられるお問合せ、または情報を切り貼りして不正確な言説を広める意図があると見受けられるお問合せ」には該当していないと思いますが、未だに3回目の問い合わせへの返事は来ないです。
ですので「▼フリーランス協会は問合せを無視している?」は少なくとも私の事例に関しては事実です。他の部分についても、下記のフリーランス協会問題の関連記事をお読みになり、各自ご判断ください。