評論家の塚田優さんが、論文「1980年代におけるイラストレーターの社会的立ち位置とイラストレーション言説をめぐる研究」を送ってくださいました。
イラストレーション史かつ「イラストレーター史」という感じで、PARCO文化、「日本グラフィック展」周辺と、その当時の「イラストレーターの社会的立ち位置」を合わせて考察するという、大変意欲的な論文となっています。
私、世代的に「日グラ」をリアルに知らないんですよね…
日本の現在の「イラストレーター」の多様性であったり、デザイナーや画家との境界の曖昧さを考える上でも、役にたつ論文になっていると思います。日本独特の歴史的経緯があるからこそ、現状の曖昧さがあるのだよね…
塚田さんは美術・アニメーション・イラストレーションをご専門とする評論家です。
こういった分野の「曖昧な領域」を、よく調べて論文にしている方だなあと感じています。
ytsukada.themedia.jpまじでえらい。ありがたい。
塚田さんの昨年の論文「イラストレーションのジャンル的合意のずれとゆらぎについて」では、私が作ったまとめやそれを元にした「イラストレーション」誌での座談会にも言及していただいています。
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