TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

November 8, 2020

#とんかつDJアゲ太郎
見に行った。
コロナで公開延期になった上に、公開日がようやく決まったと思ったら、なんとメインキャスト2名が公開直前に逮捕されたという、呪われた映画である。

私はもともと原作の愛読者で、映画化は楽しみにしていた。が、伊藤健太郎(屋敷蔵人役)のひき逃げ事件については、せめて示談が終わるまでは、公開は伸ばしていいんじゃないの?と思っていたし、今も思っている…
でも、見に行ってしまった。

結果

思いがけず泣いた…😭
まさか、アゲ太郎で泣くと思ってなかった😭

なんか、高校3年のときの文化祭とか、よく行ってたレコード屋のこととか、自分が人生で一番音楽が好きだった時期のことを思い出してしまって…😭

私は高校3年の時に、文化祭の美術部の企画で、まさにアゲ太郎と同じように「天国を作りたい」と思って、実際にDJイベント(?)をやったことがあります。

DJブースを作って当時の部長がDJをやり(私は副部長…っていうか3年生2人しかいなかったので…)天井からお菓子(パインアメとか、グミとか、スナックの小袋が連なってるやつ)を吊るしてちぎって食べられて、ハーブティーが飲み放題の空間を作った。
当時、クラブに行ったこともないのに笑

ターンテーブルは当時の部長がこの企画のために「俺買うよ!」って言って買っていた(今思うと勢いにしてもすげーな)テクニクスのやつを2台…

でも私達は、少なくとも私は、その時は本当にそこが「天国みたいだ」と思っていた。
いい音楽が流れていて、天井からお菓子が下がってて食べ放題で、ハーブティーも飲み放題(私は当時からハーブティーが好きだったんです…)
最高じゃん!天国じゃん!
と本気で思っていました。

今から思えば、バカだな〜!と思うし、ものすごくチープな空間なんだけど、その時は本当に「天国を作ろう!」って思って作ったし、天国ができた!と思っていた。

アゲ太郎の映画見るまで、自分にそんな気持ちがあったことを、すっかり忘れていました。

DJってアゲ太郎みたいに、広いフロアをアゲるのも楽しいと思うけど、私は狭い空間とか私的な空間で仲間の誰かに音楽をかけでもらって、プラプラ踊るだけみたいな感じが結局一番好きだな…
と思ったし、自分はそういう「私的な楽しみ」のようなものを、どこまで商業媒体で広げていけるのか…みたいなことに興味があるんだな
と、改めて再認識した。

あと、ロケ地というか、「出てくる道」がどこなのか全部わかる!それもエモさ倍増

夕食は、当然とんかつを食べた。
おいしかったです。
付け合わせのキャベツはカレー味、もやしは酢漬け。カツは切ってから揚げる式。パン粉も細かめ。神戸らしい、おしゃれなとんかつだった。
なんと、マッチもゲットできた!
マッチは後日、マッチ集めアカウント@tomono_match
の方で更新します。