TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

June 26, 2022

「塩屋はアーティストとかデザイナーさんとかが移り住んでておしゃれな街なんだ」と聞いていたが…
確かにそうなんだけど
ちょっと思ってたのと違った…
行ったことないけど、尾道みたい。坂の上の洋館の脇から海が見えるし、最高景色なんだが、
なんか、不思議なラビリンス感が…
住宅街の、普通の人んちなのか?
っていうところが店で、入ってみると確かに猛烈オシャンなんだが、街的には尾道感が…
しかし不思議な街並みで、なぞの魅力があるので、好きな人がハマるというのはわかる気がする…


June 26, 2022

「塩屋はアーティストとかデザイナーさんとかが移り住んでておしゃれな街なんだ」と聞いていたが…
確かにそうなんだけど
ちょっと思ってたのと違った…
行ったことないけど、尾道みたい。坂の上の洋館の脇から海が見えるし、最高景色なんだが、
なんか、不思議なラビリンス感が…
住宅街の、普通の人んちなのか?
っていうところが店で、入ってみると確かに猛烈オシャンなんだが、街的には尾道感が…
しかし不思議な街並みで、なぞの魅力があるので、好きな人がハマるというのはわかる気がする…


June 26, 2022

初めて塩屋に行ってきました。
せっかくなので浜辺にも…
全くナチュラルな浜辺で、明らかに地元の人しかいない。若者たちが、何かを焼いて食べている。
波は、磯の香りが強く、ゴミが浮いてるよ〜
しかし、観光地化してない浜ってこんなもんだよねえ〜🌊
圧倒的リアルを感じました


June 22, 2022

#ビジネス著作権検定上級
やはり落ちていたか😢
自己採点の通り、60%で不合格でしたね

しかし、3日しか勉強してないけど(3日漬け)
6割とれたのだから、
あと3日勉強すれば、合格できるのではないだろうか。(ポジティブ)🤓
11月にまた受けようと思います…
なんか、ここまで来たら、知財検定2級の前に、取らないと気持ち悪くなってきた。

知財検定2級も、今後、同時に勉強しますが、
私は、毎日コツコツやるのが苦手で、試験前しか勉強しないので😅今後は、試験をちょこちょこ受けるスケジュールにしようと思いました。

受験方法は問題なかったようで、よかった。


【読書記録】「クリエイター1年目のビジネススキル図鑑」山田邦明(KADOKAWA)

「クリエイター1年目のビジネススキル図鑑」山田邦明(KADOKAWA)

「クリエイター1年目のビジネススキル図鑑」山田邦明(KADOKAWA

「クリエイター1年目のビジネススキル図鑑」山田邦明(KADOKAWA
を読みました。クリエイティブ系自営業における、ビジネス・社会保険・法律・トラブル対応についての、広く浅い基礎知識がまとまっている本です。


著者は、しろしinc.CEOで弁護士の山田邦明さんです。
しろしは、以前こちらのブログでも紹介した「taxyz(タックシィズ)」を運営する会社です。

petitmatch.hatenablog.com
以下、感想です。

1・私が20年間で得た体感的知識がすべて整理されてまとまっている本

私が約20年間イラストの仕事してきて、なんとな〜くで体感で理解していたけれど言語化できていなかった、絵を描くこと部分以外での「仕事のルール」みたいなものが、全部整理されてまとまっている本でした。

しかも、私のような仕事はビジネス面とクリエイティブ面がきっちり分かれているわけではなく、相互に作用する面があると思っています。
そういう現実への対処法についても書かれているように思いました。

あと、いま話題のDAOとかNFTについても軽くですが触れられています。
そういうところも良いなと思いました。

全体に、「これが正解!」みたいな決めつけがなく、「知識を得て、自分で自分にあったやり方を身に着けよう」みたいな感じで書かれているのも良いと思いました。

2・現実的に必要な「基礎知識」が広く網羅されている本

私はイラストレーターの仕事は、最初は副業ではじめました。
派遣社員として企業で働きつつ個人で営業して、仕事を受けてきました。

この本では、便宜的にクリエイターが4分類されています。

A・趣味クリエイター
B・副業クリエイター(学生含む)
C・独立クリエイター(個人事業主
D・法人クリエイター

私はA~Cまでを経験しています。それに伴う必要な手続きや、「扶養」に対する考え方なども書かれていました。
そういった、クリエイティブ面以外で、現実的に考えなければならず、知識が必要な、幅広い範囲のこと(ビジネス・社会保険・法律・トラブル対応)の基礎知識が、一冊にまとまっている本です。
1つ1つのことについてはそこまで詳しく書かれていませんが、広い範囲のことが網羅されています。こういう本は、なかなかありません。

数年前から、会社員の方から、
フリーランスになりたい」「フリーのライターになりたい」みたいな話をされることが多いのですが、
そういうとき、今までは、どのように自分の仕事を説明したらよいのかわからず、
「なかなか大変ですよ」とか、テキトーに返したり(すみません…)
「まずはポートフォリオをつくり、キャリアの棚卸しを行ったほうが良い」
とか、返していました。
これからは、この本を勧めてみようと思いました。

↓ちなみに編集者・ライター向けのポートフォリオサイトの作り方記事はこちらです
(去年、あまりに聞かれることが続いたので書きました)

petitmatch.hatenablog.com

3・「自然な人間関係」からビジネス知識を得ることが、現状は難しくなっている

この本を読んで、個人的に思ったことは…
本の最初のほうで「『お金を稼ぐ』本当の第一歩」として、「自分の創作ジャンルに近いコミュニティを見つけて参加する」というのがあるのですが、
やはり日本のクリエイター界隈にとっては、「学校」というのは、何だかんだ言って最大の「コミュニティ」なのではないか?ということです。

とくに、日本の美大では、ビジネスを直接教えてくれるわけではありません。
かといって、「即使える技術」を、教えてもらえるわけでもありません。

しかし、今自分の経験を振り返れば、同じ大学&学科の先輩のところへお手伝いやバイトに行ったりなどの機会が多く、身近な先輩が自分がやりたいことの方向性に近い創作やビジネスをやっている場合が多かったです。
そのため、「同じ場にいることで自然に身についていく知見が多かったのではないか?」と思いました。

私の場合で具体的にいうと、私が通っていた大学(武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科)では、イラストレーションの授業は全くありませんでした。
*同じ大学の別の学科、視覚伝達デザイン学科ではイラストレーションの授業も昔からあるみたいです。

私はイラストレーションの勉強をはじめたのは大学卒業後です。
派遣社員(職種としては出版社の営業事務職、情報通信業でのWEB運用などで、イラストやデザインの仕事ではない)として働きながら、イラストレーションスクールに複数行きました。具体的にいうと、セツ・モードセミナー、ペチカ(昔ペーターズギャラリーがやっていたスクール)、コム・イラストレーターズスタジオ(安西水丸塾)です。

しかし、全くイラストレーションが使われる業界との接点がなかったわけではありません。大学の先輩が出版社でデザイナーをしていたり、エディトリアルのデザイン事務所を個人でやっていたり、自分でWEB制作会社をやっていたり、同じ学科の友達が大手広告代理店で営業をしたりしていました。


なので自然な人間関係(具体的にいうと飲み会とか…)の中で、特に明文化はしないけれど「こういう感じなのかな」みたいな感じで業界知識、ビジネス回りの知識についても身につけて行ったと思います。絵も、出版社に就職したデザイナーの先輩に、定期的に見てもらっていました。

あとは、昔は、編集者さんが各社、ものすごく面倒見が良かったと思います。
私は請求書の書き方や税金に関することはすべて、編集者さんに教えてもらいました。
私が仕事をはじめた20年くらい前までは、ギリギリで
「『出版業界』で1つの会社、若者はみんなで育てる」みたいなところはあったと思います。

しかし今は、大学もコロナでオンライン授業が多いと聞きますし、なかなか大学で「自然な人間関係」を構築することは難しいでしょう。
また、編集者さんも、そこまで面倒見が良いわけでもないと思います。
そういう「面倒を見る」文化のようなものは、「新人育成システム」であった一方で、パワハラやセクハラの温床になっていた部分もあると思います。
現在は社会全体に、ハラスメント面に関しては、昔と比較すると、かなり改善していると思います。
その一方で、「なんとなく一緒にいて、なんとなくの雑談の中で何かが進んでいくようなコミュニケーション」のとり方が、今は非常に難しくなっていると感じます。

なので、クリエイター自らが積極的に「ビジネス知識」を取っていくことが、以前よりも、より求められているように思います。
この本は、その入口に最適な本であると思いました。

4・ちょっとこれはどうかな と思った点

しかしこの本、完璧かというと、そうでもありません。
特に、一番気になったのは「オンラインカウンセリング」の項で、
「cotree(コトリー)」を紹介しているところです。

以前、cotreeは、noteでライターさんに対して条件の明確な説明をしないまま、無償で記事を書かせていたという事件がありました。
しかもそれに対する対応が、かなりひどかったです。
詳しくは下記の記事の
「7・*参考*noteを利用するオンラインカウンセリングサービス企業「cotree」による、noteクリエイター搾取事件(2021年5月15日〜)」
を参照ください。

petitmatch.hatenablog.com

また、下記のようなまとめもあります。

sth-totalkabout.hatenablog.jp

他にもこういった話もあり、私は株式会社cotreeは、「かなり問題が多い企業」という印象を持っています。

実際に、この本の著者の方はcotreeのサービスで救われたのでしょうし、こういった不祥事についてもご存知なかったのかもしれませんが、正直なところ、事件そのものや事後の対応を見ていて、私個人としては「特に(精神状態が良くない)クリエイターは、絶対関わってはいけない」人たち、「絶対使ってはいけないサービス」じゃないのかな…という印象を持っています。

この点以外でも、多少気になることはないわけでもないのですが(クリエイターエコノミー協会についてとか、インボイス問題についてとか)、まあその辺については無難に書かれているのではないかと思いました。

気になる点もありましたが、全体には非常に良い本だと思いますし、私のようなある程度キャリアがある人間でも、今の時代のビジネスモデル的なものを知るのには、非常に役に立ちました。

June 21, 2022

昨年の東京オリンピックの記録映画、「東京2020オリンピックSIDE:A 」を見ました。

わたくし不勉強にして、河瀬直美の映画を見るのは、これが初めてでした。
映像がめちゃ美しいんですね…というか「外国人が好きそうな、美しい日本の絵面」を作るのが、ムチャクチャうまい。和風かつ耽美。そりゃカンヌも取れるわな…

映画全体としては、
なんか令和の映画だなあ…
という印象を受けた。

だいぶ前(2013年)ですが、私は東京国立近代美術館で、市川崑による1964年の東京オリンピックの記録映画を見ている。

東京オリンピック1964 デザインプロジェクト | レポート | アイエム[インターネットミュージアムhttps://www.museum.or.jp/report/248

↑この展示でかかってたやつだから、ダイジェスト版かもだけど…

なのでやはりどうしても市川崑の「東京オリンピック」との比較になってしまうのですが、「オリンピックの裏側」というときの意味合いが違うというか。

市川崑の「東京オリンピック」における「オリンピックの裏側」は「オリンピックを成立させるためにアスリート以外で働く人々」とか「オリンピックを成立させるためのロジスティクス(物的過程)」で、基本的に人を描く単位は「集団」(組織・会社・国・チーム)だったような気がするのですが、
今回の記録映画は「個人」に焦点があたっている。個人エピソードの積み重ねで話が構成されている。
でもその個人であるとか個々のアスリートも「背負う業界(?)」があったりするのだよね…
なんかそういう構成も、今風だなと思いました。

藤井風の音楽がかなり良かったけども、しかしside:Bは降板したみたいですね
一体何が…

あと柔道の話でよくわからないところがあって、全日本柔道連盟科学研究部の石井孝法さんが「分析して分析して、あとはアートなんで。」と言うシーンがあったのですが、柔道における「アート」って、どういう意味あいの言葉なんだろう。そこがすごく気になりました。
私はスポーツと美術ってわりと近いものがあると思っているので…身体パフォーマンスであるという点もそうだし、なんか「独特の狭い世界」っていうのもそうだと思っています。写真家の関健作さんの「2:16.22 -その記録の向こう側-」という、「陸上選手の苦悩」みたいなのをテーマにした展示を見たときに、それを確信した。たぶん共通する悩みとか、問題点があると思いました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000013110.html
デッサンは走り込み、クロッキーは筋トレです。私は両方苦手ですけど…

side:Bが今週末からはじまります。
東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート」も見たいが、神戸では上映がないみたい。いまこそやってほしい