先日お知らせしましたように、「2020キットパス皆画展2nd」に参加します。
今回、作品を売っています。
私は、紙粘土を使った半立体作品を作りました。
紙粘土で立体のベースを作ってから、キットパスで色を塗りました。
が、私にとっては、初めての試みだったので、メチャ苦労しました…
ネットで検索したのですが、紙粘土&キットパス&ニスで仕上げ
という使用例が、全然出てこなかったので(私の検索のしかたが悪かったのかもですが…)
忘れないうちに、苦労の記録について書いておこうと思います。
- 1・キャンバスに紙粘土を盛り、形をつくる。
- 2・しっかり乾燥させる。
- 3・キットパスで色を塗る。
- 4・定着液をかける。
- 5・ねんどニスで仕上げ。
- 6・【余談】今回の制作にあたり、メーカーさんに問い合わせた内容
1・キャンバスに紙粘土を盛り、形をつくる。
2・しっかり乾燥させる。
ここから、2日以上乾燥させます。
3・キットパスで色を塗る。
乾燥しないと色の塗り重ねもできないため、乾かし→着彩→乾かし→着彩 の繰り返しで色をつけていきます。着彩が完成したら、そこから2日以上乾かす。
4・定着液をかける。
着彩が完了したら、クレヨンコートをスプレーして、紙粘土にキットパスを定着させます。これは、1日置かずとも、表面が乾けばいいと思う。
5・ねんどニスで仕上げ。
ねんどニスを塗っていきます。
1回塗ったら2日置いて、もう一回仕上げ塗りをします。
仕上げ塗りをしたら、また2日乾かします。
ようやく完成です!
6・【余談】今回の制作にあたり、メーカーさんに問い合わせた内容
〈紙粘土〉クツワ
★パッケージには「表面が完全に乾いたら色を塗る」とあるが、
「約1日で乾燥」というのは、色を塗ってから1日?形成後1日?
どこから?
回答→形成後1日。完全に乾いてから色を塗ったほうがいい。可能なら2日以上置いたほうがいい。
〈ニス〉デビカ
★「筆付きねんどニス」の乾燥時間は?
回答→半日〜1日。2度塗りの前に、可能な限り時間をあけたほうがいい。可能なら2日以上置いたほうがいい。
〈定着液〉ホルベイン
★スプレーフィキサチーフストロングは、支持材が紙でなくてもいいの?
紙粘土の着彩の定着にも使える?
回答→使える。
★フィキサチーフの上からニスを塗ってもいいの?
回答→OK。フィキサチーフストロングとクレヨンコートだと、クレヨンコートのほうがニスと相性がいい。
紙粘土作品の艶出しには、アクリル絵の具使用の場合には「グロスバーニッシュ」もおすすめです。
キットパスは、水彩絵の具みたいにも使えるけど、パステルorクレヨンみたいにも使えるという、不思議な画材です。
最近、デジタルで絵を描く人が多いためか、アナログ画材の情報が、ネットには、あまりない気がします。
今後も、画材の研究を重ねていきたいです。