朽木誠一郎「健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方」 (BuzzFeed Japan Book) https://amzn.to/2GX3JcY
ようやく全部読み終わりました。みんな、読んだほうがいいね
しかし正直、全面的に同意できる本ではなかった…
というか、6割くらいは、正直ハテナと思いました。
まあ、医療に対する考え方、メディアに対する考え方の違いや、単純に環境の違いだと思うのですが…うまく説明できないが、全体的に違和感が残る。
でも、この本に書いてある現状を、おそらく多くの人は知らないので、
それを読みやすくまとめただけでも、この本は価値があると思います。
私も、「危ない食品ホントのところ」(学研「フィッテ」)という連載でイラスト解説を担当するまで、健康食品が「単なる食品」だということを知らなかったり
ロハス・メディカル
lohasmedical.jpで仕事するまで知らなかったことが多いので、ウンウンそうなんだよね〜と思うことが多かったです。
特に4章が面白いです。4章のテーマを、今後もっと掘り下げてほしいな。
あと、この本には書かれていないのですが、
WELQ問題には、「不正確な医療情報が書かれていた」ほか、
画像の無断使用、著作権法違反(違法行為)問題という側面があります。
画像の無断使用というのは、2点の問題点があります。
1・著作権法違反(普通に違法行為)
2・本来は何らかのテーマに対し理解を深める目的で作成・撮影された画像が、全く違うテーマ・内容の記事の説明に使われる場合があり、それによって、読者に誤った情報を伝達することとなる場合がある
2においては、未だ問題になっておりませんが、これは、現状のMERY(復活後)でも同じです。
MERYは、現在は画像の無断使用はやめているものの(当たり前)、特に画像使用範囲の設定なく、何の記事に使われるのか、などの説明はないまま、画像の「使用許可」をとり、掲載記事については「事後報告」という形を取っているようです。
自分の写真が、何の記事で、いつまで使われるのかが不明なままで、使われ続けるというのは、私の感覚では非常に気持ち悪く感じます。(しかも、無料で…)
しかし、MERYに掲載をOKしている人の感覚では、「自分のインスタ画像が『MERY内無料フリー素材』になれるなら、それでもいい」という感覚なのでしょうか…素朴な疑問です。