TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

August 17, 2022

ヨシタケシンスケ展見てきた。
ヨシタケシンスケさんて、私は初めて知った時はイラストレーターだったと思うのですが(「イラストレーション」かなんかに載ってたので、割と昔から存在は知っていた)知らん間に絵本作家になっていた。

昔から噂で聞いていたのは「原画がめちゃくちゃ小さい」ということだった。私もA4より大きい絵を描くことができないので、でもそんなんで絵本出せるんだ?原画どうなってんだ?と気になっていた。今回初めて原画を見れるということで、伊丹まで見に行ってきた。

実際に見てみると…めちゃくちゃ小さい、かつ薄いのはメモとアイデアスケッチだった。原画は25%〜50%じゃないかな〜。それでも小さいけどさ…私も小さく描いて拡大する仕事あるので(芝学園の芝漬ポスターが原画A4→駅貼りB2に拡大)同じくらいかも…と思った。紙のサイズもA4で、そこにトンボ打って描いてた。
※豆知識:イラストの原画は、一般的には原寸から115%前後の大きさで描き、縮小して印刷すると締まった感じになり良いと言われている。なのでヨシタケさんの原画の大きさは、印刷界の常識ではあり得ないくらい小さい。(私もA4より小さいものに関しては115%前後〜それ以上の大きさで描くことが多いです。)

どっちかつうとアイデアスケッチの薄さと展示の仕方に驚いた。美術館でコピー用紙をジップロックに入れて展示するって、ありなんや。
てかジップロックて…
クリスタルパックですらないのかー
しかもアイデアスケッチ、薄すぎて、布ポスター印刷されてたけど読めんし笑
あと「デザイナーさんが色塗ってる」のも知らなかった。誰とは言いませんが、たまに自分で色塗らないイラストレーターの人はいますが、ヨシタケさんもそっち側だったのですね…
展示の仕方は、「原画小さい族」として、かなり勉強になりました。

お子様とお母様が大量にいたので、サクッと見て帰ってきた。近所のお店の人によれば、全然チケット取れないらしい(今コロナなので時間帯予約チケット制なのです)。
初めて伊丹に来たが、伊丹も意外と遠くないことがわかったので、また来よう。