TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

May 23, 2022

昨日の日記
大学の先輩の星加ルリコさんのお誘いで、貞松浜田バレエ団 「バレエ・リュスの世界」を見に行った。
初めての尼崎である。
貞松浜田バレエ団は神戸のバレエ団で、星加さんがブランディングを担当している。

今回、鈴木晶氏(法政大学名誉教授)によるバレエの歴史のレクチャーを受けたあとに、公演を見た。

バレエ・リュスはクラシックバレエの確立のあとに起きた革命的ムーブメントで、現在のバレエにある要素がすべて詰まっているということだった。
20世紀初頭の最先端総合芸術で、劇を専門としない画家・音楽家を起用していた。なのでパンフレットのイラストをローランサン、キリコなどが描いていたりする。
兵庫県立文化センターの薄井憲二バレエ・コレクション展も同時にやっていて、実際のパンフレットや写真、絵も見ることができた(良いコレクション持ってますね)。20世紀は写真が残ってるからいいね!
バレエ・リュスは、ロックにおけるビートルズ的なものというか、デザインにおけるバウハウス的なものというか、そんな感じなのかなと理解した。
カンディンスキーバウハウスにもバレエ・リュスにも両方関わっている。

全然知らなかったんだけど、バレエってオペラから独立したものだったんですね。
「バレエはイタリアで生まれ、フランスで育ち、ロシアで成熟した」という言葉があるらしい。

プログラムは
1.レ・シルフィード
2.牧神の午後
3.ポロヴェッツ人の踊り

なかでも「牧神の午後」がいいな、と思ったんだけど、これは山岸凉子先生のマンガのタイトルにもなっているみたい。山岸凉子先生の「牧神の午後」は、バレエ・リュスの看板スターだったニジンスキーの生涯を描いたマンガらしい。読んでみたいと思いました。