「著作権と契約のキホン」イラストレーションファイルWEB(玄光社)
企画・編集協力・イラストレーションを担当しております。
昨日、第7回、第8回が更新されました。
【第7回】著作権と契約にまつわるQ&A③ タッチなどの類似、トレースに対してはどう考えるといいですか?
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_07
【第8回】著作権と契約にまつわるQ&A④ 納品後に仕事実績としての公表、成果物の公開を禁止された場合には?
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_08
第7回は、タッチの類似、いわゆるトレパク問題や、クライアントから模倣を求められたらどうするのか?という問題について。
第8回は「仕事実績として公表する場合」にまつわる問題についてです。
「仕事実績としての公表」と「著作者人格権不行使特約」の関係については、私のブログに詳しく解説した記事があります。
【著作権契約】著作者人格権不行使の契約をすると、仕事実績として公開できなくなり、ポートフォリオに掲載することもできない? - TOMOKO OOSUKI
petitmatch.hatenablog.com
上記ブログ記事では「特に理由のない実績公表制限」が、独占禁止法違反として違法となる可能性がある理由についても、詳しく解説しています。
仕事実績としての公表の可否は、今後の営業にも関係してくるので、最初のヒアリングの際に確認を取った方が良いと、私は考えています。
そのため、私はお仕事依頼の問い合わせフォームに
「納品終了後、制作したイラストが掲載された紙面等を、 私のwebサイト、ブログやイラスト年鑑等の媒体に掲載することは可能でしょうか?」という項目を入れてしまっています。
www.tomokooosuki.com
この連載は、2年前に作った誌面掲載記事のWEB記事化で、今回の私の仕事のメインはWEB用に編集し直すことと、フリーランス新法に合わせての記事監修です。
改めて読み返してみると、イラストレーターの仕事って、著作権法だけでなく、いろんな法律が絡んでくるなと思いました…
このWEB連載は、「イラストレーション」2022年12月号誌面で特集された同企画を再構成&WEB記事化したものです。
今後、続きも順次公開予定です。
全記事無料でお読みいただけますので、より多くの方のお役に立てばと思っております。過去の記事は以下です。
【第1回】著作権のキホン
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_01
【第2回】著作権ってどんなもの?
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_02
【第3回】契約のキホン
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_03
【第4回】仕事を受ける前に確認すべきこと
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_04
【第5回】著作権と契約にまつわるQ&A① クライアントから著作権譲渡をお願いされたら?
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_05
【第6回】著作権と契約にまつわるQ&A② 「独占禁止法」「下請法」「フリーランス新法」「労働法」って何?
https://i.fileweb.jp/blog/kihon_06
「イラストレーションファイルWEB」は、玄光社運営のイラストレーター検索サイトです。
i.fileweb.jp
執筆・編集:イラストレーション編集部
企画・編集協力・イラストレーション:オオスキトモコ
監修:弁護士 大川宏(総合法律事務所あおぞら)
図版デザイン:尾崎行欧+宗藤朱音(尾崎行欧デザイン事務所)