TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

July 27, 2022

今日のランチ 野菜のクリームパスタ

おいしい。

県庁にある、障害者の方が店員さんのカフェも可愛くておいしいし、神戸は公の運営のカフェが普通におしゃでおいしいのが凄い。

以下、写真と全然関係ない日記

「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」ようやく読み終わった。

話題の書である。

ミズノスポーツライター賞最優秀賞、大宅壮一ノンフィクション賞講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞している。

内容は、ザックリ言うと、落合博満という人間を、落合の周りの中日の人たち(選手だけではない)を取材することによって描く、というノンフィクションである。

なんか…すごいおこがましいことを言いますが、私、人類を、「落合」か「非・落合」かに分けたら、明らかに「落合」側の人間だと思いました。私は何一つ結果を出せていない、嫌われ、孤独なだけの無能な落合です…書いてて悲しいな😢そして落合と違って、理解されることを諦めてもいないのだ。ウッ😭

私は落合が言ってることはスッと理解できたし、何かおかしなことを言ってるようにも全く思わなかったので、

正直、最後まで筆者に何一つ共感する部分がなく、イライラしながら読んだ。そして、最後の方でカタルシスを得た。荒木のおかげだよ😭

変な感想かもしれませんが、読書感、読後感としては『メモワール 古屋誠一との二〇年』(小林紀晴 著)を読んだ時と近いものがあった。

古屋誠一さんは写真家で、奥さんの写真を撮り続け、そのうち奥さんは心を病んで自殺するんだけど、その死の写真も撮り、その後、奥さんの写真集を何冊も再編集しながら出す、というスタイルで活動してる人である。

「メモワール」を読んだ時も、小林さんにとっては古屋さんは謎なんだけど、私は古屋さんの行動の理由が全部わかるのに、なんで小林さんはわかんないんだろう、と思いながら読んでいた。そんで「メモワール」は特にカタルシスなく終わった。いろいろ考えさせられる本ではあったが…

私は古屋誠一という人にはモチーフはともかく、写真との距離感っていうか、写真集という手段を使って自分の気持ちを整理しようとしてるという点で非常にシンパシーを感じるし、こういう人が存在して写真界で成功してる(成功してると私は思ってる)ことには非常に励まされている。

「嫌われた監督」長いし分厚いが、確かにこれは名作ですね。私のように、野球ほぼ無知な人でも面白い本でした。

結果を出さないとね