- 1・インボイス制度は、まだ止められる可能性がある&意外とインボイス制度自体を知らない人が多いらしい
- 2・私も反対です&その理由(ショートバージョン)
- 3・私も反対です&その理由(くわしく)
- 4・ここに至るまでの流れ
- 5・どうも、まだ、ひっくり返せるぽい??
- 参考・関係各所の対応
1・インボイス制度は、まだ止められる可能性がある&意外とインボイス制度自体を知らない人が多いらしい
先日、インボイス制度の反対運動をしている方の話を、偶然聞く機会がありました。
その際に、「まだ止められる可能性がある&意外とインボイス制度自体を知らない人が多いらしい」ということを知ったので、「STOP!インボイス」のサイトをシェアします。
2・私も反対です&その理由(ショートバージョン)
私も、インボイス制度には反対です。
消費税を払いたくないとか、多様な働き方がどうたら的な面からではなく、『理屈としておかしい』と思うからです。
本来、適格請求書を発行すること自体に、課税事業者か免税事業者かというのは、関係ないのに、課税事業者にならないと発行できなくなるというのは、おかしいと考えるからです。
3・私も反対です&その理由(くわしく)
私は、免税事業者です。
しかし、「消費税を払いたくない」という理由で、インボイス制度に反対しているわけではありません。
消費税は、全然払っていいと思っています。
しかし、今回のインボイス制度の内容は
「消費税の課税事業者にならないと、消費税率を区分記載した請求書が発行できなくなる」
というものです。
消費税の免税事業者であることと、請求書における消費税率の区分記載は、関係がありません。
今もやっていることです。(私はやっています)
なぜ、既に今でも、私のような免税事業者でもやってることを、課税事業者にならないとできなくするのかが、本当に意味不明です。
理屈としておかしいと思います。
単に「増税します、免税やめます」と言ってくれれば、普通に払うのに…
私は、このような、「理屈としておかしい制度を導入すること」自体に反対しています。インボイス発行を課税事業者のみとするなら、せめて消費税転嫁対策特措法の期限も延ばすべきと思います。
↓消費税転嫁対策特別措置法(消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法)とは
また、これは実質的には増税です。ですので、少なくともコロナ収束まで延期すべきなのでは?と考えます。
補助金をもらってなんとか生活している個人事業主の方も多い中で、増税するというのは、全ての関係者にとって余計な事務作業が増えるだけではないかと思います。
4・ここに至るまでの流れ
私は、インボイス制度自体は、7年ほど前から、存在を知っていました。
2015年に、中小企業庁で行われた、イラストレーター向けの消費税転嫁対策特措法の説明会で、
「これからまた消費税も上がるし、インボイス制度もはじまるから、免税事業者でも、今のうちに消費税をちゃんと請求しておいたほうが良いよ」という意味合いで聞いた覚えがあります。
*私がイラストレーターの仕事をはじめた2004年頃から、2015年くらいまでは、「個人事業主だから」という理由だけで、課税事業者か免税事業者かは問わず、消費税を払ってくれない会社が存在しました。
「消費税転嫁対策特措法」を元にした、公正取引委員会の企業への指導や、「下請Gメン」などの働きにより、私個人の取引先では、現在はそういった会社はゼロになっています。
newswitch.jp↓法案自体は2016年に可決されています。
www.zeiken.co.jpまさかこんな法案が、本当に通るとは思っていませんでした。
しかし、2020年夏くらいまでは、私は、コロナが収束するまでは、いくらなんでも、インボイス制度は導入しないだろうと信じていました。延期になるだろうと思っていました。みんなコロナ対応で大変だからです。しかし去年くらいから、本気で導入する感じになってきました。
そのため、私は、「〆切期日ギリギリまで課税事業者にならない」ことで対策しようと思っていました。(延期になる可能性はなくもないから)
5・どうも、まだ、ひっくり返せるぽい??
そんな中、最近になって、インボイス制度の反対運動をしている方の話を、偶然聞く機会がありました。
その方の話によれば、インボイス制度導入は、まだ止められる可能性がある&意外とインボイス制度自体を知らない人が多いらしい ということでした。
そして、実際に、ロビー活動をしているその方の話によれば、インボイス制度の導入については、国会議員の皆さんの間でも全然意見がまとまっておらず、なんと、まだ止められる可能性があるみたいです。
日本の政治とはいったい…どんだけグダグダなんや…という思いもありつつ、我々にとってはチャンスなのではないかと思いました。
今まで私は、「いまさら反対しても無駄なのではないか」と思っていて、すっかり諦めていました。そういう方も多いのではないかと思います。
知らない方は、とりあえず勉強してみてほしいです。勉強がめんどくさい方は、とりあえず反対してほしいです。
今月30日に勉強会があるようです。
30日(水)、乃木坂駅徒歩1分のレゲエクラブ@clubcactus さんとインボイス勉強会を開催します🌵
— STOP!インボイス (@STOPINVOICE) 2022年3月14日
税理士の先生が基礎から教えてくれますので、ゆるりと勉強しましょう〜🧑💻チームのメンバーも参加します🌵🍺🌵 https://t.co/Ns3Ps44KDT
参考・関係各所の対応
日本出版協議会(出版協)
日本出版協議会(出版協)は反対の声明を出しています。
www.itmedia.co.jp↑「出版社とクリエイターの関係を悪化させる」そのとおりだと思います。
フリーランス協会
【お知らせ】インボイス対応で取引先から課税事業者への転換を要請されたら…https://t.co/Q8TpjMX7CV
— フリーランス協会 (@freelance_jp) 2022年3月16日
財務省からのお知らせ事項を、分かりやすくブログにしてみました。取引先の法令違反になり得るケース(事例)だけでも確認しておくと安心ですね。