TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

【WORK】「こういう人たちと一緒にやるのは絶対無理」東大での絶望から将棋ライターの道へ(私と東大駒場寮 10)

駒場寮内、廊下の突き当りの窓。「東大駒場寮物語」カバー表紙写真 = 2001年7月頃、オオスキトモコ撮影

駒場寮内、廊下の突き当りの窓。「東大駒場寮物語」カバー表紙写真 = 2001年7月頃、オオスキトモコ撮影

「DANRO」連載「私と東大駒場寮」の第10回目がUPされました。

danro.bar
今回は、元寮生で、現在は将棋ライターとして活躍する松本博文さんに話を聞きました。松本博文さんは、「東大駒場寮物語」の著者です。私は「東大駒場寮物語」の装丁に写真を提供しています。

この記事の取材過程で一番衝撃的だったのは、あのドラクエの作曲家として有名な、すぎやまこういち氏が、駒場寮の支援をしていたことを知ったことです。

加藤登紀子コンサートの記者会見の写真は、cakes連載でも出てきてるので、何度も見たはずなのに、まさか加藤登紀子さんの隣の人がすぎやまこういち氏とは、思ってもみなかったです。

cakes.mu
すぎやまこういち氏は加藤登紀子さんとは、音楽で深いつながりがあるみたいですね。
思想が違っても、一緒に曲作りをしていたというつながりがあるのだな。


よくよく考えてみれば、いわゆる「愛国者」であることと、東大OBとして駒場寮を支援することは、思想的には矛盾しないのですが、意外だなと思いました。
駒場寮存続運動というのは、左翼的活動と思われがちなのですが、まさに私の連載を読めばわかりますが、実際はそうでもなく、中川淳一郎さんのように「なんか面白いから」という理由で参加してる人もおり、そもそも、思想的にひとくくりにはできないものです。
人間ってそんなに単純なものではないし、思想も左右に簡単に分けられないものだなあと、改めて感じました。

「DANRO」連載の「私と東大駒場寮」「マッチを集める」の続編は、今後は私のホームページ&ブログで更新していく予定です。

www.tomokooosuki.com
駒場寮写真集は、下記のお店で購入できます。

petitmatch.hatenablog.com