TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

【読書記録】「その病気、市販薬で治せます」久里建人(新潮新書)

「その病気、市販薬で治せます」久里健人(新潮新書)

「その病気、市販薬で治せます」久里建人(新潮新書

Twitterで長年の相互フォロー関係である薬剤師のkurieditsさんこと、久里建人さんが、この度、本を出されました。
「その病気、市販薬で治せます」という本です。

一言で言うと

一言で言うと「薬でわかんないことは、薬剤師に何でも聞いてくれ。もっと薬剤師を活用してくれ!!」という本です。

*関係性明示:私はこの本は自分で予約していたのですが、kuriさんからも1冊いただきました。(「clubhouseで知り合いに一冊売った」という話をしたら、お礼ということで、送ってくれました)

 

kuriさんとの出会い

kuriさんとはTwitterで知り合いました。
↓このマンガに出てくるkurieditsさん(黒いうさぎさん)=久里建人 さんです。

petitmatch.hatenablog.com

このイベントもkuriさんに誘われて行ったんだよな〜
そしてその流れでメディカルジャーナリズム勉強会にも入ったのだった。
↓メディカルジャーナリズム勉強会とは

medicaljournalism.jp
もともとkuriさんは、はてなブログで「ドラッグストアとジャーナリズム」というブログを以前から書いていました。

drugstore.hatenablog.com
kuriさんも、私が以前まんがを連載していた「ロハス・メディカル」を読んでくださってたようです。

petitmatch.hatenablog.com
kuriさんにはTwitterを通して、「薬剤師には相談してよい」ことや、お薬手帳・かかりつけ薬剤師の重要性を教えていただきました。私はkuriさんに出会ってやり取りするまで、「薬を買うときに薬剤師に相談できる」こと自体を知らなかったです…
実は私のように、「薬剤師には相談して良い」こと自体を知らない人が多いのではないかと思うので、この本はそれだけでも意味があるのではないかと思いますね。


本の感想

私はkuriさんのブログを長く読んでいるので、今回の本は、「普段kuriさんがブログで言ってることが書いてあるな」という感想でした。
しかし、ブログだと1記事1記事がバラバラなので、やはり本になっていると読みやすいなーと思いました。しかも、古い記事に関しても、コロナ禍を踏まえた最新情報が更新された状態で書かれている!これ重要ですよね。

あとブログだと医療関係者向けというか同業者向けというか、薬剤師だったらビッグニュースだったりホット・トピックなんだろうけど、私には別に興味ないな
というネタもあるのですが、今回の本は、非医療者・一般向けに振り切って書かれているので、私としてはいらない情報というか、捨てページが全くなかったです。
kuriさんが本を書くのが決まったときに、私がリクエストした「薬箱づくり」の話も書いてくれていたし!

読んで疑問というかなぜ?と思ったのは以下2点

ロキソニンローション(市販薬ではあるけど、医療用医薬品にはない)の話を読んで思ったんですが、スミルスチック(ロキソニンローションの形状に近い、固形バータイプの消炎鎮痛剤)って最近処方されないのはなぜなんだろう?
(「効いてる感」がないから?)←スミルスチックは、あんまり痛みが取れる感じがしなかった。ロキソニンテープは確実に痛みとれる。
→まあこれは、今度整形外科行ったときに、それこそ薬剤師さんに聞いてみよう…

・人には聞けない「あの薬」の章には、水虫薬・ダイエット薬・精力剤・発毛剤・消臭・痔の薬・睡眠の悩み について書かれているのですが、私としては「睡眠の悩み」が「人には聞けない」に入ってるの意外でした。「眠れない」悩みがあるのは、普通だと思ってました。

実は私も登場しています

なんとこの本、実は私も登場しています。
234Pに出てる、メディカルジャーナリズム勉強会で「不適切な医療情報を載せるような媒体(メディア)の仕事は受けたくない。しかし自分は医療の専門家ではないので、その媒体の良し悪しがわからない。どうしたらいいのか」という質問をしたイラストレーターは私です。

「その病気、市販薬で治せます」久里健人(新潮新書)234-235P

「その病気、市販薬で治せます」久里健人(新潮新書)234-235P

メディカルジャーナリズム勉強会に入れたのも、kuriさんが↓このイベントに誘ってくれたおかげなので、圧倒的感謝です。

petitmatch.hatenablog.comそれまで、メディカルジャーナリズム勉強会も、もっとガチな医療従事者か、医療記者しか入れないもので、自分には関係ないものだと思ってました。
kuriさんのおかげで高橋さんともリアルに知り合えたし、高橋さんと知り合えたことは私の神戸生活でのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に圧倒的寄与しています。(神戸に引っ越す前に、美味しいお店などを教えてもらいました)
あとこのイベントで平先生にいただいた「クスリ早見帖」が普通に役に立ってます…

www.plamedplus.co.jp
まあそんなわけで、kuriさんは偉大な人物なのです。
皆さんもぜひこの本を読んで、市販薬・薬局・薬剤師を大活用する方法を学びましょう!