TOMOKO OOSUKI

イラストレーター オオスキトモコのブログです。

【日記】bunkamuraでソール・ライター展と、ソール・ライターのドキュメンタリー「写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」見た。

2020/1/27
bunkamuraでソール・ライター展と、ソール・ライターのドキュメンタリー「写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」を見た。

ソール・ライター展

ソール・ライターの写真については、初めて見た時ほどの感動はなかった…けど、今回の展示は、ソールライターの経歴と写真が写真史とどう関係しているのか、がよくわかる展示だった。「カラー写真は芸術じゃない」時代があったって聞いたことはあったけど、「芸術じゃない」どころか「素材」だから芸術じゃない、っていうニュアンスだったとは、今回初めて知った。
「カラー写真」は、今の時代でいうweb画像みたいな感じだったのかな…
でも最近はようやくスクリーン作品としてのイラストレーションとか、写真も存在するようになってきましたよね?

ドキュメンタリーは、ドキュメンタリー単体では、正直あまり面白くない。
展示見て、展示内容とかソールの人間関係とか作品が頭に入ってないと、よくわからないと思う。
最大の驚きは、使ってるデジイチLUMIXSONYだったこと。ライカとかニコンとかキヤノンじゃないんだ⁉︎と思った。てかデジカメ使っていたのか!っていうのも今回の展示で得た新情報だった。

あとこれは展示のスライドの部屋でも思ったけど、カラーリバーサルフィルムのスライドをスクリーンにカシャカシャしながら映すことや、ライトテーブルで見る行為って、それ自体に喜びがあるよなーと思いました。
スライドのあの「カシャ、カシャ」っていう音を久しぶりに聞いた。

ソール・ライターはニューヨークの、アーティストが集まる界隈をウロウロしていたから、同時代のアーティストと知り合いだったり友達だったりする。けど、でも「なになに派」みたいに言われるとうーん?ってなる、俺はどこにも属してない!っていう感覚は本当よくわかるなと思った。
私も基本的に、どこかに入れられたり、勝手にくくられたり、まとめられたりするのが好きじゃないので…

展示会場は、月曜の夕方なのに結構人がいた。2/9の日曜美術館に出るらしいんで、これから混むと思うので、見たい人はお早目に行くことをおすすめしますよ。

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